大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Camp

2019.11.07

大分カイコウcampVol.1「食」を開催しました。(2日目)

10月17,18日に第一回目となる大分カイコウcampが開催しました!今回は「食」をテーマに4名のゲスト、株式会社成美の岩切知美さん、H3 FOOD DESIGNとして活動する福留千晴さん、菊池博文さん、蓮池陽子さんをお招きし、1日目は講演・トークセッション、2日目はH3 FOOD DESIGNの3名のみでクローズドイベントとして大分で活躍している方へのアドバイスなどディスカッション形式で行いました。1日目の様子はこちらの記事を御覧ください。

参加企業さんへのヒアリング

今回参加された企業さんは、後藤製菓・Usuki Organic Laboratories・丸田酒舗・ Honey Bee Branch 枝次養蜂園の4社。
皆さん大分で活躍している方で、これから海外進出や新商品の展開を考えており、その問題点を共有し、アドバイスをいただいていました。
また、H3 FOOD DESIGNとして活動する福留千晴さん、菊池博文さん、蓮池陽子さんはそれぞれ得意分野が違い、ブランディング・調理の知識・商品開発など様々な角度からアドバイスを行いました。

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参加企業の皆さんそれぞれ今後の展望を以下のように語っていました。Usuki Organic Laboratories(以下、UOL)さんは、「臼杵で有機農業をしており今後の販路拡大を目指している。」後藤製菓さんは、「代々伝わっている「臼杵煎餅」の価値を上げる為にはどのようにすればよいのか。」Honey Bee Branch 枝次養蜂園さんは、「60年ほど事業をしており大分の蜂蜜といったらHoney Bee Branchというようになりたい。」丸田酒舗さんは「海外進出をしていきたい、地元で酒蔵を作りたい。」など今後の目標を共有していました。

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皆さんにじっくりと耳をかたむけて、ここはこのようにしたほうが良いのじゃないか。ここはこんな事をしているので、参考にしてみたらいいのではないか?と問題点に合わせて他社事例やイベントなどを教えてくださっていました。また、臼杵煎餅をペンダントにしてみたり、Honey Bee Branchさんに蜂蜜サミットをしてみては?などと細かくアドバイスをしていました。お話を聞き、「確かに」と頷いている場面や「なるほど!」とひらめいている方もいた様子でした。

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丸田酒舗さんからの「海外進出の展望」に対し、菊池さんが「これからは、どのようなことで他の場所との差別化を図るのか、「水が良い」「歴史がある」「職人がいい」はどこでもあるので、海外では「なぜこの土地なのか」というアイデンティティを問いかけられます。そこで、どのように答えるかを考えなければならない。」という言葉を聞いて、丸田さんも二番煎じ・三番煎じにならないように意識していく必要があるのだと実感している様子でした。

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さらに、「したいことはあるがコネクションがない。」という参加企業に対して、こんな人と繋がると良いのでは?と今後の連携も形になりつつありました。今回のディスカッションを機会に、これから目標につながって行くことを期待しています。

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1日目では、H3 FOOD DESIGNさんのトークセッションがメインだったのですが、2日目は代表の企業社さん4名と小規模でディスカッションを行ったことにより、更に深く各社の問題点に対してアイディアや「このような事業を展開している他社もあるので、それを参考にまた異なる展開をしてみるのも可能性があるのでは」など、具体的なアドバイスがいくつも出されていました。

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今後各企業が活動を展開するにあたって、現在、世界規模で環境問題が深刻な課題になっていることもあることから、その視点を企業戦略やブランディングに取り込む必要性もあるのではという案も出ており、改めて地元・大分から事業を発信することの意義を見つめ直す機会にもなりました。

まとめ

今回2日間をかけて大分カイコウcampを行いましたが、講演やトークセッションを聞くだけでなく、交流会でゲストの方や異業種の参加者の方々と深く親睦を深められたのではないかと思います。このイベントをきっかけに、新たななにかが生まれる事を期待しています。次回は11月21日(木)別府市のホテルニューツルタで「観光」をテーマに開催する予定ですので、興味のある方はぜひおこしください。