大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Camp

2021.12.27

【大分カイコウReport】Camp#04「会社の読み方、動き方 実践編 〜外部環境の変化がもたらす事業へのインパクトを正しく予測する〜」

12月10日(金)に開催した大分カイコウCamp#04は「会社の読み方、動き方 実践編 〜外部環境の変化がもたらす事業へのインパクトを正しく予測する〜 」をテーマに、
BEENOS株式会社 代表取締役執行役員副社長兼グループCFOの中村 浩二(なかむら こうじ)氏をお招きし、
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染対策を入念に行った上でリアルイベントを行いました。

【大分カイコウとは?】
大分にゆかりのあるビジネスパーソン同士が、既存ビジネスの発展や新しいビジネスの創発を目指して一堂に会する。
ジャンルの垣根なく、人・ものごと・ビジネス・思想など、あなたと誰かの邂逅(思いがけない出会い)が生まれるかも知れない…
そんな場を醸成していきます。

また、”これから大分に関わるきっかけが欲しい”方が、地元課題解決のための活動や事業に参画するための足掛かりとなる
最初のステージとしてご参加いただくこともできます。

「大分にゆかりがある」という共通言語によるスピーディーな信頼構築と、新進の事業者/起業家も集まるクローズドサロン特有の
質の高い情報交換により、単なる出会いに留まらない次のアクションを喚起するような邂逅を生み出していきます。

【Camp#04 総括】
外部環境が大きく変化したとき、その事態にどのように気づけばいいのでしょうか。
これには、前回(Salon#04)でもキーワードとして上がった、「事業を因数分解する」「追うべきKPIを定める」
「グラフ(時系列)化することで気づく」の3つが必要です。

コロナという大きな外部変化が起きたように、想定外の事態も含めて事業で起こりうる外部環境の変化の仮説を立て、
影響を受けそうな事柄を常に意識していくことが大切です。
その時に見るべきは、「事業を因数分解して数値化」すること。
はっきりしたものではなくとも、プロセスなどを因数分解していくことによって根本の数値がしっかりと把握でき、追うべきKPIが見えてきます。
一般的にKPIとは「事業を成功に導くためのプロセスを数値目標化したもの」という認識であり、成功に至るまでのプロセスを分解し、
プロセスそのものに数値をつけたものです。外部環境の変化が起きたときには、「今まで追っていたKPIがどう変化していくのか」
「今まで追っていたKPIで本当にいいのか?」を見直す必要もあります。

コロナがあと1年続いたら、競合が出てきたら、天災が起きたら…さまざまな仮説を立て、それが起きたときにKPIがどう変化するかを考えてみましょう。
さらに数値をグラフ(時系列)化することは特に重要で、単に数字を見ているだけでは気づけない変化まで見えてきます。それも数ヶ月単位ではなく、
年単位の長いスパンで見ることによって、より多くの気づきにつながります。

「データはすでに取ってるよ」と思われるかもしれませんが、「データを取っている」と「観察している」は大きく違います。
観察によってデータの変化をしっかりとらえ、会社の状態の変化を見抜くことができます。

いつ収束するかわからないコロナ禍の中では、新しい事業をはじめたり、事業形態を大きく変化させたりすることは勇気のいる決断です。
正解は誰にもわからないからこそ、一度決断したら迷わずに進むこと。いつアクセルを踏めるかわからない状況が続きますが、
外部環境が好転すると同時にアクションを起こせるように、備えておくことが大切です。

 

【アンケート結果】
大分カイコウCamp#04の参加者アンケート結果を一部ご紹介いたします。

■大分カイコウCamp#04はどのくらい有意義だと感じましたか?

■今回、大分カイコウに参加した目的・理由・期待などをお聞かせください。
・管理指標の立て方の勉強や実例を踏まえた業界への理解。
・今回は懇親会にも参加させていただき、色々な方とお話しができた。
・自社のKPI設定の見直し等のため。

■大分カイコウCamp#04にご参加いただいた上での、ご意見・ご感想・ご要望などがございましたら、ご自由にご記載ください。
・実例をもとにお話し頂けたので、わかりやすかった。
・どの程度の規模の事業からKPI設定を行うべきなのか、営利団体以外でもKPIは設定すべきなのかについて、もう少し話が聞きたかった。
・KPIの設定についてより理解が進んだ。もう少し大分県に特化した内容があると嬉しい。

■まとめ
前月のCamp#03に続き、リアル開催となりました。
グループワークの時間があっという間だったという声や対面で話せる方が話しやすいなど、
対面だからできるコミュニケーションを良く感じていただくことができたようです。
残り4回の開催となりましたが、リアルで開催できるとより良いカイコウに繋がるのではないかと期待しています。

【Salon#05について】
次回は来年1/14(金)にSalon#05を開催します。
Salon#05のテーマは「「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる?」になります。
今回の大分カイコウSalonでは、NFTとは何なのか、というところから、NFTが世界をどう変えていく可能性を持っているのか、
自身の事業にどう影響してくるのか、についてGftd Japan株式会社 会長 河崎 純真(かわさき じゅん)氏、
合同会社暗号屋 代表社員 紫竹 佑騎(しちく ゆうき)氏にお話しいただく予定になります。
詳細についてはこちら