大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Salon

2022.02.01

【大分カイコウReport】Salon#05「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる?」

1月14日(金)に開催した大分カイコウSalon#05は「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる?」をテーマに、
合同会社暗号屋 代表社員 紫竹 佑騎(しちく ゆうき)氏をお招きし、
Zoomを使用したオンライン形式でのイベントを行いました。

【大分カイコウとは?】
大分にゆかりのあるビジネスパーソン同士が、既存ビジネスの発展や新しいビジネスの創発を目指して一堂に会する。
ジャンルの垣根なく、人・ものごと・ビジネス・思想など、あなたと誰かの邂逅(思いがけない出会い)が生まれるかも知れない…
そんな場を醸成していきます。

また、”これから大分に関わるきっかけが欲しい”方が、地元課題解決のための活動や事業に参画するための足掛かりとなる
最初のステージとしてご参加いただくこともできます。

「大分にゆかりがある」という共通言語によるスピーディーな信頼構築と、新進の事業者/起業家も集まるクローズドサロン特有の
質の高い情報交換により、単なる出会いに留まらない次のアクションを喚起するような邂逅を生み出していきます。

【Salon#05 総括】
今回は紫竹氏にNFTとは?といった初歩的な内容から実際の活用事例等についてお話をしていただきました。

「NFT?なんだそれ??」「聞いたことはあるけどよくわからない」という方は多いのではないでしょうか?
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、現金や仮想通貨、新品の商品などの代替可能なものではなく、
個人の所有物やアートエンタープライズ、センターチケットなど代替不可能なものを指します。
NFTはブロックチェーン上でやり取りをするものになり、ブロックチェーンはインターネット上で価値を移転できるため、
今までコピーを送信していただけのものが、本物のデータとして渡すことができるようになります。

現在、ゲームやアートの証明、不動産の証明、所有権などでNFTは活用されています。
例えば、アートの証明書が紙の場合、燃えたり、偽造されるリスクがありますが、
NFT化することでブロックチェーン上に世界で1つしかない証明書を作ることができます。
また、実際の商品をNFT化するケースもあり、リアル店舗で商品を購入しないとNFTとして使用できないようにしている商品も存在します。

NFTのやり取りがされるブロックチェーンも多様化しており、エンターテインメントに特化したものなどが存在します。
多様化してきた背景として、ユーザーがしたいこととトランザクション手数料が噛み合わないブロックチェーンも存在するため、
その問題を解決するために新しいブロックチェーンが誕生しています。

「NFTアート」を例に取ると、美術館に行かないと見ることができないアートエンタープライズよりも、
ブラウザ上で誰でも見ることができるデジタルアートを比べると、
きっかけと語りが生まれやすいのはデジタルアートであるため、社会的価値が大きくなります。
デジタルアートに所有がついたため、NFTとして取引ができるようになり、
「NFTアート」という現在アートの最新ジャンルが誕生しました。

「NFT」「ブロックチェーン」という言葉知らない方やどのように活用すればいいかわからない方が多いように、
NFT・ブロックチェーンはブルーオーシャンであり、まだまだこれからの技術です。
インターネットが普及するまでに約20年かかっているように、NFTが普及するまでにはまだ長い年月がかかる可能性はありますが、
インターネットで進化したビジネスをNFTがさらに新しいビジネスに進化させ、
NFTやブロックチェーンがより身近になる時代もそう遠くはないかもしれません。
ご自身のビジネスや商品・サービスとNFTやブロックチェーンを掛け合わせると
どのような可能性があるのかを模索してみてはいかがでしょうか?

 

【アンケート結果】
大分カイコウCamp#04の参加者アンケート結果を一部ご紹介いたします。

■今回、大分カイコウに参加した目的・理由・期待などをお聞かせください。
・NFTの話を聞きたかったので、今日の話はとても良かったです。
 その話をもっと深めたり、教えてもらえたりするような人と出会いたかったです。
 紫竹さんにもご相談してみますが笑、
 宇宙ビジネスにつながる、メタバースの世界、もっと広げたもらえたらと思います。
・NFTをビジネスで取り入れたいと考えていたため
・NFTに興味があったので、少しずつ勉強してみようと思いました。
・きっかけはお誘いいただいたことですが、自社の事業の可能性を広げるため、
 また大分県にゆかりのある方とつながりができればいいなと参加させていただきました。

■大分カイコウSalon#05にご参加いただいた上での、ご意見・ご感想・ご要望などがございましたら、ご自由にご記載ください。
・ブロックチェーンプラットフォームの開発を実際にしている立場からしても、おもしろい内容でした。
 ポジショントーク色が少ない点もグッドでした。
・イベントを2日前に知ったのですがホットトピックだったので勉強になりました。
 ブロックチェーンによる台帳管理や社会変化に興味があるので今後も注視していきます。
・NFTがまだよくわからないので、また機会があれば参加したいです。
・未来を感じることができて、めちゃくちゃおもしろかったです!
 内容的にまだまだ消化不良ですが、自社ビジネスへの転用を含めて可能性を感じることができました。
 ありがとうございました。
・想像以上にガチな内容でとても驚き、満足感がありました。
 刺激的で楽しい会でした。

■まとめ
NFTに興味がある方や今後の事業展開の可能性を考えている方、実際の事業へ取り入れることを想定している方など、
様々な考え方を持った方々にご参加いただくことができました。
あまり聞き慣れない分野の内容であったため、まだまだ詳しく知りたいという方が多い印象を受けました。
当初東京での開催を予定していたSalon#05ですが、オミクロン株の急拡大により、
オンラインとなったことで多くの大分の事業者にご参加いただけたことは良い結果となったのではないかなと感じております。
次回のCamp#05でも引き続きNFTについて、お話をいただく予定になりますので、是非ご参加いただければと思います。

【Camp#05について】
次回は2/18(金)にCamp#05を開催します。
Camp#05のテーマは「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる? 〜実践編〜」になります。
Gftd Japan株式会社 会長 河崎 純真(かわさき じゅん)氏、合同会社暗号屋 代表社員 紫竹 佑騎(しちく ゆうき)氏を招聘し、
前回のSalonの内容をベースに、NFTを自身の事業へ取り入れていくとした場合のより具体的なイメージを掴んでいただくために、
専門家にお話しいただき、またグループワークにて理解を深めていただく内容を予定しています。
詳細についてはこちら