大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Camp

2022.03.01

【大分カイコウReport】Camp#05「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる? 〜実践編〜」

2月18日(金)に開催した大分カイコウCamp#05は「アートだけじゃない⁉︎ NFTで世界はどう変わる? 〜実践編〜」をテーマに、
Gftd Japan株式会社 会長 河崎 純真(かわさき じゅん)氏、合同会社暗号屋 代表社員 紫竹 佑騎(しちく ゆうき)氏をお招きし、
Zoomを使用したオンライン形式でのイベントを行いました。

【大分カイコウとは?】
大分にゆかりのあるビジネスパーソン同士が、既存ビジネスの発展や新しいビジネスの創発を目指して一堂に会する。
ジャンルの垣根なく、人・ものごと・ビジネス・思想など、あなたと誰かの邂逅(思いがけない出会い)が生まれるかも知れない…
そんな場を醸成していきます。

また、”これから大分に関わるきっかけが欲しい”方が、地元課題解決のための活動や事業に参画するための足掛かりとなる最初のステージとしてご参加いただくこともできます。

「大分にゆかりがある」という共通言語によるスピーディーな信頼構築と、新進の事業者/起業家も集まるクローズドサロン特有の質の高い情報交換により、
単なる出会いに留まらない次のアクションを喚起するような邂逅を生み出していきます。

【Camp#05 総括】
「NFT」とはNon Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)の略で、Fangible(代替可能・交換可能)なものをNon Fungible(代替や交換が不可能)なものであることのToken(証明・証書)を指します。
例えば有名アーティストの絵画やスポーツ選手のサインボールなどの手にとれるモノは、それが本物であることを証書や鑑定士の鑑定などで証明する必要があります。
一方NFTを使うとデジタル資産として扱われ、本物であることがデジタル的に証明できるようになります。
…と、説明されても「わかりづらい!」「どういうこと??」という声が大半です。
NFTが広まったのは『NFTアート』がきっかけでもあったことから、「デジタル上のアートの価値を理解して売買する」という行為の価値を理解するのにハードルの高さを感じる人も多いと思います。
しかし、航空会社のマイレージクラブカード、記念品、会員権、トレーディングカードなど、さまざまな分野に展開されはじめていて、NFTカードを持っている人だけが受けられる特典を付与するなど、
NFTは高い価値を持つデジタル資産として扱われています。

この流れから、「新しいモノをデジタルで証明すれば価値が生まれるのではないか?」と考える人が増え、NFTがブームになってきました。
情報の発信者と受け手という一方向性の『WEB1.0』から、SNSなど双方向でやりとりができる『WEB2.0』が構築され、
デジタルな価値を“持つ”ことが可能になりそれを取引できる『WEB3.0』へと進化したことで、インターネットを所有するという考え方=NFTが生まれました。

また、NFTの可能性として注目されているのが、“つながり”です。
自分の好きなモノをNFTで所有しているとインターネット上で公開するのも簡単で、それを見た同じ趣味/嗜好を持つ人とつながりを持てます。
実際にNFTを通じて愛好家がリアルに集まるコミュニティへと発展した例もあります。
NFTの取得履歴はブロックチェーン上に残り、その人が何に興味を持っていて、どんなものが好きなのかなどの傾向がわかるため、NFTを発行する側は顧客データの可視化ができます。
インターネット上とはいえ顧客と直接つながる機会も増えるため、欲しい人に、欲しいものをPRすることも可能です。

ほとんどの人がまだよく分かっていない今こそチャンスだとも捉えられます。
特にNFT 文化が広がりを見せている海外へ向けた発信に力を入れる日本企業も増えてきました。
NFTを数十円単位で発行できるブロックチェーンもあるので、まずは試しに発行してみると、その仕組みが分かるかもしれません。

 

【アンケート結果】
大分カイコウCamp#05の参加者アンケート結果を一部ご紹介いたします。

■大分カイコウCamp#05はどのくらい有意義だと感じましたか?

■今回、大分カイコウに参加した目的・理由・期待などをお聞かせください。
・学びが多い為。
・おおいたスタートアップセンターさんのご紹介での参加ですが、テーマと登壇者さんが非常に先進的な方々だったので、
 自分のビジネスだけでなく作品制作への応用も含め勉強したいと思い参加しました。
 メインのテーマだけでなく、大分でご活躍の方々とも今後ゆるく繋がれると良いなと思い、自分の活動の新たなコミュニティになったらと期待しています。
・内容が先進的で面白かったので参加させていただきました。今後も期待しています。
・大分の経営者とのつながり、事業のネタづくり、大分県、大分の経営者等の課題の把握
・面白い企画で、前回聞けなかったのでNFTについてもっと知りたいと思い参加しました。
・NFTについては、まだよくわかりませんが出逢いには感謝です。

■大分カイコウCamp#05にご参加いただいた上での、ご意見・ご感想・ご要望などがございましたら、ご自由にご記載ください。
・NFTがトークングラフという解釈が面白く、今後取り入れたいと思いました。
・テクニカルな掘り下げよりも、先ずはやってみる楽しみを受け容れていろいろとチャレンジしてみたく考えました。
・実際に一度NFTを購入してから参加するべきだったなと後悔してますが、とても勉強になりました。
・NFTを活用した地方創生事例のキャッチアップや、改めてNFTの概念について考える良い機会でした。
・大変面白く有意義な会でした。
 先進的なテーマを積極的に扱っていらっしゃっており素晴らしいです。
 非常に勉強になりました。
 懇親会では面白いつながりも生まれたので、今後につなげて行ければと思います。

まとめ
NFTはまだメジャーではないため、難しく感じる方も多い印象を受けましたが、実際の事業に取り入れてみたいという意見が多く上がりました。
イベント終了後、事務局宛に今回のゲストと繋いでほしいという意見も多く上がっているため、良い会になったと感じています。
NFTを通じた地域活性化やビジネスの展開がメジャーになる世の中はそこまで遠くはない未来かもしれません。

【Salon#06について】
次回は3/4(金)にSalon#06を開催します。
Salon#06のテーマは「カイコウからはじまるオープンイノベーション」になります。
日々目まぐるしく状況が変化し、問題・課題が発生する昨今のビジネスシーンにおいて、自社内だけで解決方法を探すのではなく、外に目を向け、
支援者・協力者を求めて動くことが解決・成功へ向かうための重要な鍵になってきています。
つまりはオープンイノベーション。
今回は各種新規事業の創出や、その事業を軌道に乗せるまでの実働を行っている株式会社ボーンレックスよりゲストをお招きし、
外との連携の仕方、オープンイノベーションをうまく使って課題解決するための方法、などについてお話しいただきます。

詳細についてはこちら