REPORT
2022.03.08
【大分カイコウReport】Salon#06「カイコウからはじまるオープンイノベーション」
3月4日(金)に開催した大分カイコウSalon#06は「カイコウからはじまるオープンイノベーション」をテーマに、
株式会社ボーンレックス 長谷川 寛樹(はせがわ ひろき)氏をお招きし、Zoomを使用したオンライン形式でのイベントを行いました。
【大分カイコウとは?】
大分にゆかりのあるビジネスパーソン同士が、既存ビジネスの発展や新しいビジネスの創発を目指して一堂に会する。
ジャンルの垣根なく、人・ものごと・ビジネス・思想など、あなたと誰かの邂逅(思いがけない出会い)が生まれるかも知れない…
そんな場を醸成していきます。
また、”これから大分に関わるきっかけが欲しい”方が、地元課題解決のための活動や事業に参画するための足掛かりとなる
最初のステージとしてご参加いただくこともできます。
「大分にゆかりがある」という共通言語によるスピーディーな信頼構築と、
新進の事業者/起業家も集まるクローズドサロン特有の質の高い情報交換により、
単なる出会いに留まらない次のアクションを喚起するような邂逅を生み出していきます。
【Salon#06 総括】
今回は長谷川氏にオープンイノベーションとはという基礎の部分からオープンイノベーションで大切にしている考え方などについて、
お話をしていただきました。
そもそもオープンイノベーションとは、自社だけではなく、異業種・異分野が持つ技術やアイデア、ノウハウ等を自社と組み合わせ、
製品・サービス開発、組織改革、プロセス改善に繋げるイノベーションの方法論のことを指します。
自社(自身)の目的達成のために行うオープンイノベーションは、あくまで手段であり、
オープンイノベーションをすること自体が目的ではありません。
オープンイノベーションをうまく活用するためには、
①何をやるのか?
②誰とやるのか?
が非常に重要です。
①何をやるのか?
重要なのは、何をするかではなく、どうなりたいか・どうしたいかなどのミッション(目的や最終ゴール)から考えることです。
目的が明確になれば、足りない部分や何をすべきかが明確になり、足りない分を補うために他者と組むべきかどうかも明確になってきます。
また、何のためにやるのか?という部分も深堀をすることで、事業を進める中で何かを決める際の判断軸にもなります。
②誰とやるのか?
技術やスキル面、実績はもちろん重要ですが、最も大事なことは同じベクトルを向いているかどうかです。
技術やスキル面だけで手を組むと、技術やスキル面でうまくいかなくなった際に波長が合わなくなり、
破局してしまうケースがよくあります。
したがって、同じベクトルの目的や情熱を持っているか、信頼できるか、目的を共に目指すことができるかどうかなど、
人としての相性が非常に重要になります。
自分のためのミッションではなく、自分を含む誰かのためになるミッションを考えることも重要です。
自分のためだけに事業を進めると、辞められる理由がたくさん出てきてしまうため、辞められない理由を作ることも効果的です。
オープンイノベーションとは、単に組むというところではなく、何か実現したいことを誰に補助してもらうことが事業として、
自分として成功に近づくことができるのかを考えることが重要です。
今回のイベント中にもグループワークを通して、2件のオープンイノベーションが誕生しました。
事業の目指す方向性や人間性などは、言葉にしなければ伝わらない部分もあります。
言葉として伝えてみると、案外身近なところにあなたの事業や人間性に共感してくれる方がいるかもしれません。
今日をきっかけに、身近な人からあなたのミッションをお話してみてはいかがでしょうか?
【アンケート結果】
大分カイコウSalon#06の参加者アンケート結果を一部ご紹介いたします。
■大分カイコウSalon#06はどのくらい有意義だと感じましたか?
■今回、大分カイコウに参加した目的・理由・期待などをお聞かせください。
・オープンイノベーションのスタンダードが知りたくて参加
・宮井さんに誘われて参加しましたが、まさかの出会いもありましたので、参加して良かったです。
ありがとうございました。
■大分カイコウSalon#06にご参加いただいた上での、ご意見・ご感想・ご要望などがございましたら、ご自由にご記載ください。
・こちらのネットワークの関係で、全体を通して参加できておらず十分に会を堪能できませんでした。
・オープンイノベーションへの考え方や大事にすべきことが学べてよかった。
・「信頼=覚悟」という言葉にはビビッとくるものがありました。
事業を成功させる、目的を達成するにはそれなりの覚悟をしっかりとすることが大事だなと改めて感じました。
まとめ
今年度最後のSalonとなりました。
最終的にSalonは全てオンライン開催となりましたが、場所を気にしなくて良いため、各地からご参加いただくことができました。
一部オンラインでの環境等による不都合を感じられた方もいらっしゃいましたので、来年はリアル開催ができることを心から願っています。
これから事業を始められる方やさらに拡大をしていく方にとって、オープンイノベーションをはじめ誰かと組む際の考え方を
再確認するきっかけになったのではないでしょうか?
【Camp#06について】
次回は3/10(木)にCamp#06を開催します。
Camp#06のテーマは「カイコウからはじまるオープンイノベーション 〜実践編〜」になります。
株式会社ボーンレックス 代表取締役 室岡 拓也(むろおか たくや)氏を招聘し、前回のSalonの内容をベースに、
外との連携の仕方、オープンイノベーションをうまく使って課題解決するための方法、などについてお話しいただく予定です。
詳細についてはこちら