大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Camp

2022.12.01

【大分カイコウReport】Camp#02「デザイン思考とブランディング戦略で会社を進化させる 〜実践編〜」

11月14日(月)に開催した大分カイコウCamp#02は「デザイン思考とブランディング戦略で会社を進化させる 〜実践編〜」をテーマに、
ブランコ株式会社 代表取締役 CEO 兼 CCO 山田 泰弘(やまだ やすひろ)氏をお招きし、
新型コロナウイルス(以下、コロナ)の感染対策を入念に行った上でナンドホール(大分市)にてリアルイベントを行いました。

【大分カイコウとは?】
大分にゆかりのあるビジネスパーソン同士が、既存ビジネスの発展や新しいビジネスの創発を目指して一堂に会する。
ジャンルの垣根なく、人・ものごと・ビジネス・思想など、あなたと誰かの邂逅(思いがけない出会い)が生まれるかも知れない…
そんな場を醸成していきます。

また、”これから大分に関わるきっかけが欲しい”方が、地元課題解決のための活動や事業に参画するための足掛かりとなる最初のステージとしてご参加いただくこともできます。

「大分にゆかりがある」という共通言語によるスピーディーな信頼構築と、新進の事業者/起業家も集まるクローズドサロン特有の質の高い情報交換により、
単なる出会いに留まらない次のアクションを喚起するような邂逅を生み出していきます。

【Camp#02 総括】
今回はワークショップをメインに、『プロジェクトを成功に導くための意識共有とチームづくり』をテーマとした実践的な内容でした。
また、大分県を拠点に活動する4人の事業者・起業家が持つ課題について、参加者が4つのチームに分かれて課題解決に向けた議論を交わすことで、
ブランディングに必要な『チームビルディング』を体感できる時間にもなったようです。

会社を進化させるためのブランディングや戦略を考える際、その手法にはさまざまな方法があります。
山田さんが今回提案したのは、年齢・立場・経験値に関係なく、誰もが自分の意見を自由に発信できる場をつくることです。
まずアイスブレイクで場を和ませながら、自分とは違う考え方や思考、物差しを持っている人がいると理解することからスタートしました。

ワークショップでは、基本ルールの『ほめる・聴く・受けとめる・待つ・愉しむ』を守ることも重要です。

 ・人の意見を否定しない
 ・意見がなかなか出せない人を焦らせるのではなく愉しみながら待つ
 ・非現実的な意見でもOK、ダメだしや反論はNG

など、全員がルールを守ることで、誰もが考えや思いを気軽に発信できる場にすることで、多くのアウトプット(検証材料)が出て、良質な仮説が立てられます。
さらに「時間厳守」というルールも、限られた時間が闊達な議論の場になります。

また、個人ワークの「発想拡散思考」と、グループワークの「収束集約思考」を繰り返すことで、チームビルディングにつながるといいます。
今回のワークショップでも、

 ・個人ワーク=一人で考えて、キーワードや思いを自由に紙に書き出す
 ・グループワーク=個々の意見を集約して、方向性を捉える

を繰り返す。
すなわち、「考える」と「話し合う」を繰り返しました。
会話での議論は、意見が強い人に引っ張られてしまう可能性もあるため、全員の自由な発想を引き出すためには「紙に書く」という手法が大変有効です。
結果的に、一人ひとりの意見が集約された『チームとしてのアイデア』が生まれました。

プロジェクトの成功には、さまざまな業種の人や、違う考え方を持った人の協力が必要です。
それぞれが多様性を発揮すれば、一人では思いつかない発想が生まれるはずです。
プロダクトオーナーにとっては、理想と現実の距離感、成功のための課題などを改めて把握でき、解決策を見つけるきっかけにもなります。

ブランディング戦略で会社を進化させるために必要な『チームビルディング』とは、チーム事態が主体性をもち、
多様性を発揮する相互に関わりながら一丸となって目的を達成しようとする組織をつくるための取り組み。
チームビルディングを達成することが、自社ブランディングの確立につながるのではないでしょうか。

 

【アンケート結果】
大分カイコウCamp#02の参加者アンケート結果を一部ご紹介いたします。

■総合的な満足度

■今回、大分カイコウに参加した目的・理由・期待などをお聞かせください。
・知人の紹介で参加し、単純にデザイン思考について知りたかったから
・大分の知人を作りたかったから
・デザインシンキングを学びたかったから
・自分の事業を広める為
・ブランディングなどを考えているので学びたかったから
・デザイン思考、ブランディング戦略に興味があったから

■大分カイコウCamp#02にご参加いただいた上での、ご意見・ご感想・ご要望などがございましたら、ご自由にご記載ください。
・シンキングタイムをもう少し延ばしてほしかった
・チームの人がそれぞれの性格にともなった役割があったのが面白かった
・時間制限があったが、グループワークをもっとしたかった
・資金面についての話も聞きたかった
・腑に落ちた
・勉強、まだまだ知識不足だと実感できた
・アイデアの出し方、チームビルディングの勉強になった

まとめ
本日はいつものカイコウと異なり、ワークショップ1本のイベントを行いました。
2時間と限られた時間での実施となったため、考える時間がもう少し欲しかったという声が多く挙げられましたが、
非常に充実した時間だった、もっとやりたい!との声も多く挙がりました。
ワークショップでの考え方を自社の事業に活かしていただけると幸いです。

【Camp#03について】
次回は12月5日(月)にコンパルホール1F文化ホール(大分県大分市)にて、Camp#03を開催いたします。
「事業のタネの見つけ方・育て方 〜実践編〜」をテーマに、Salon#03にもご登壇いただいた河野氏をお招きし、
第1部ではティケーピーの創業からコロナ禍をどう乗り越えたのかをお話いただき、第2部では河野社長へのプレゼン大会を実施する予定です。
プレゼン大会では、河野社長に経営者・投資家としての観点から意見・アドバイスをいただくことができるまたとない機会となります。

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