大分カイコウ OITAKAIKOU

REPORT

Salon

2019.11.23

吉田安れぽ〜と。大分カイコウSalon#03

大分カイコウSalon#03「食」に行ってきました!

こんにちは!大分カイコウで学生インターン(のようなもの)をさせて頂いております。現在大学2年生の吉田安です。

今更ながら(まじで今更ですすみません)先日11月11日に行われた「大分カイコウSalon
#03「食」」に行ってきたのでそれについて書かせて頂こうと思います!

日も開けてしまったので、来た方はイベントが「あー、あんなんだったなぁ」と思い出しがてら、
来れなかった方や興味を持ってくれている方には「こんなイベントなのか!」となんとなーくでも思ってもらえると嬉しいです。ハッピー。

社会人だらけ(学生も数えられるくらいはいました。あ、片手で。)のこのイベントに何故学生の私が行ってみたかという理由はただ1つ、「声をかけて頂けたから」に過ぎませんが今では「行けてよかったご縁に感謝!」となっています。

ただのイベントレポートのはずなのにセールスじみた口調になってしまいましたね。気を取り直して。

そもそも私は「東京に出ても絶対に大分弁だけはやめんぞ」という気持ちで上京してきたほどの地元大好き人間で、大分絡みのコトは割と行きたがるほうなのですが、
正直、それでも大分カイコウは「面白そう!」と思っても自らの意思では行かなかったかなぁと思っています。

それはホームページを見た限り「ビジネス臭凄そう…」「意識高そう…」「グループワークも多いの、対目上の人ばかりで何も発言できなそう…」と思ったからです。(事務局の方々、失礼言ってすみません出禁にしないでください…)

ですが参加してみて一転、ぜんっっぜんそんな事なかったです!!!!!(それはそれで失礼)

というのも、授業終わりで少し遅れて参加した私は「堅苦しい感じの雰囲気で意識高い感じの討論でもしているのかな…」とドキドキしながら霞ヶ関のビルの(これだけでも緊張している)重い扉を開けたのですが
そこにあった光景はドリンクやお酒片手に笑顔で自己紹介をしあう大人達の姿でした。
それだけで一気にホッとした私。チームに分かれてイベントは進行していくのですが、遅れて参加した学生相手の私に対して誰一人「なんやこの学生」みたいな顔をせずに最初から最後まで肯定してくれたり、自分の意見を話してくれたり、とそんなイベントでした。

ビジネスの交流ももちろんあったのですがどれも聞いていてワクワクするような、
課題解決に向けての自発的な交流!といった感じで地元大好き女の私は「なるほど…こういう関わりかたもあるのか…」と興味深く見させて頂いていました。

興味深い話ばっかりだったのですが、
今日は特に自分の心に残って共有したくなった話をさせて頂きます。

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今回の大分カイコウで、私は“さいき・あまべ食べる通信”という活動とそれに携わる方々、生産者の方に出会いました。あ、邂逅しました。

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“さいき・あまべ食べる通信”についてざっと説明すると食べ物付きの情報誌(今回登壇された平川さんは、ディアゴスティーニの食べ物版と表現されてました!)であり

「読み物と食べ物が1つになった、体験型の定期購読誌です。」(さいき・あまべ食べる通信ホームページより引用,https://www.saikiamabe-taberu.com/?fbclid=IwAR287aUsiIOklIZOeXdvqkunyjSS4ynRF-1aWx8bbEsKELO8YgPhHjEjwUI)

また、ホームページ冒頭のコピーには
「ふるさとを、知る。ふるさとと、繋がる。ふるさとを、残す。」
と書いてありました。

話を聞いてて、食べる通信って雑誌の顔したそれを成し遂げるための媒介なんだなぁとひしひしと思いました。

また、“ふるさとを残す”に秘められた「本当に故郷がいつまであるかわからない…」「だから今の姿を伝えたい」という想いの重みに凄く心を打たれました。

私も大学で地方課題を学んでる故、現地の人の声を聞かないと知れないことなんて山ほどあるし、むしろそれが無いと何も成立しないような学問を学んでます。その反面、学生である故のお金と時間の無さにダイレクトな交流や、授業で学べる以外の課題の根底を見つけ出せず、向き会えずにいます。
知ってさえいたら自分達も何かできるかも知れないの、一番むずかしい“知ってさえ”の部分を、地方に向きあい続けてる人がこんな形で届けてくれるのって最高じゃないですか?

と、思うと同時に私の父の地元も大分県津久見市にある「いつまでのこるかわからない」漁村(保戸島)です。
小さい頃は何も考えずただ在るところだった場所が、なくなっちゃうかも知れないという現実と責任に自分も向き合わないといけない年にまでなったことを痛間させられました。
そんな私の年の人って全国にもいっぱいいるんだろうなと思うと、特に自分世代の人にも読んでもらって
なんというか私が言語化するに「ポジティブな危機感」(なくなることを心のどこかで受けとめつつも、どうその地域の存在を後世に残すか今を精一杯試行錯誤していく意味での前向きな危機感)を感じて欲しいなぁと思いました。

食べる通信は食べ物と雑誌で3500円。
1回の飲み会我慢するだけで、一地域の現状を知れて未来と向きあえるんですよ!?
しかも美味しいもの付き…
秒で購読を決めました。
最新号の申し込みは1月8日までできるみたいなのでぜひ!

そして私がこんな「ポジティブな危機感」のような考え方(実際全然ポジティブじゃないこともわかってるんですけどね…)が芽生えたのも、今回邂逅できた佐伯市のヒオウギガイ生産者の後藤さんのおかげでした。

画像3

後藤さんは緋扇貝の漁師さんをしながら屋形島でゲストハウスを営なんでいる方で、たくさんお話をすることができたのですが、中でも自分にとって印象的だったのが
地域がいつかおわりを見てしまうかもしれない事を見据えて、今自分にできることをしていたところです。
自分はこれまで“どう地域を続かせれるか”とか“人口の移動をどうすれば起せるか”ばかりに焦点を当てて考えようとしてたのですが、現状それがあてはまらなくなっちゃってる地域も、向き会いたくなかっただけで山ほどあります。

そこにちゃんと向き合っていることがめちゃめちゃカッコよく思えました。
こういう地域にこういう場所があってだったり、人がいてだったり、こんな素敵な場所なんだよという
言葉にうまくできませんが凄く素敵な活動の例、地域内外のつながりかたの形を知れました。

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というようなわけで、
はじめての大分カイコウSalonから素敵な思いがけない邂逅がありました。
(頭痛が痛いみたいな日本語の使いかたしちゃってすみません。)

あと、一生大事にしたい!と思えるような話とつながりでした。

画像4

大分カイコウ、何があるか分かりませんね。

次回の12月20日、テーマは「ライフスタイル」でお待ちしております!

私も邂逅があるのか、ないのか、ワクワクしています。

ご精読ありがとうございました!ではまた!

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